葵の森　（あおいのもり）

　介護老人保健施設葵の森は、熊本市第一号のユニット型老健として、当時の制度上まったく新しい形の老健として開設されました。５９室の個室の中には、ご夫婦での入居も可能となるよう、間仕切りを移動できる居室も設置しています。
　その立地は海と山々に挟まれてはいますが、有明海の夕焼けをのぞみ、季節には居室に吹き込む風の中に蜜柑の花が香るなど、「自然とともに生きている」実感のあるものとなっています。
　また法令順守宣言と身体拘束ゼロ宣言を行っており、開設以来身体拘束の実例はありません。ここでの生活は、ゆっくりと流れる施設の時間の中、ご希望に応じて音楽療法への参加やクラブ活動、レクリエーションでご自由に過ごされています。
　さらに、在宅への復帰は目指すものの、長期にわたりご入所の方も多く、熊本県ブライト企業の認定を受けていることから、職員も勤務年数が長いため、「なじみの関係」の中で穏やかに生活されています。